知っておきたいパーティードレスとフォーマルドレスの違い
「フォーマルドレスとパーティードレスの違いって何?」と言う声をよく聞きます。
その線引きはとても曖昧で、区別は難しいところではあるのですが、同じ意味の言葉というわけではありません。
今回の記事では、フォーマルドレスとパーティードレスの違いを、できるだけ区別していきたいと思います。
目次
パーティードレスという大きな枠組みの中にフォーマルドレスが含まれる
まず結論から言うと、パーティードレスとフォーマルドレスは完全に別物というわけではありません。
パーティードレスという大きなカテゴリの中に、フォーマルドレスが含まれているという意味合いが正しいです。
パーティードレスはデザイン・素材・丈、何でもアリ!
※とても派手なパーティードレス!
パーティードレスは、あらゆるパーティーに参加する時のドレスの総称を言います。デザインや素材、丈については何でもアリです。
結婚式など「○○式」とつくような格式の高いパーティーだけでなく、誕生日パーティーやナイトパーティーなどカジュアルなパーティーに着ていくドレッシーな装い、それらがすべてパーティードレスと呼ばれています。
背中がほぼあいているデザインでもパーティードレス、ひざ上20cmでもパーティードレス、アニマル柄でもパーティードレス、全身スパンコールデザインでもパーティードレスです。
上記のように、単純にパーティードレスというと、ものすごい数のパーティードレスが該当します。
パーティードレスの中に「フォーマルドレス」「ワンピース」等の種類がある
パーティードレスというカテゴリのにフォーマルドレスが含まれると先述しました。
さらに細かく言うと、パーティードレスの中には「フォーマルドレス」だけではなく、「キレイめワンピース」や「派手めなワンピース」が入ってきます。
フォーマルドレスは、他の種類のワンピースとはどう違うのか、次の項目で説明します。
特に上品なデザインのドレスは「フォーマルドレス」と呼ばれる
参加するパーティーに合わせて、どんなパーティードレスを選択するか悩むところですが、その中でも結婚式・同窓会・記念式典など、正式かつ格式の高い場所で着るパーティードレスが、特別にフォーマルドレスと呼ばれるのです。
正式な会では、ゲスト1人だけが目立ちすぎることや、過度な露出を避けなくてはいけないといった基本的なマナーがあります。
そのマナーを守ることができるドレスは、パーティードレスの中でもフォーマルドレスと呼ばれます。
ちなみに、ブラックフォーマルは喪服です。
ブラックフォーマルとして売られているドレスは、パーティー用ではないので選んではいけません。
パーティードレスの種類別に適した場面
パーティードレスだったら何でもいいのか、それともパーティードレスの中からフォーマルドレスを選ばなくてはいけないのかは、もちろんパーティーの種類によって違います。
ドレスコードが出ていればそれに従うべきですが、基本的には次のようなイメージです。
フォーマルドレスがいらない場合
- ナイトパーティー
- 友人同士の誕生日パーティー
- クラブイベント
こうして並べてみると、”夜、カジュアルな雰囲気でわいわい楽しむ”ことが趣旨のパーティーでは、自由なパーティードレスのコーディネートが楽しめそうです。
後述するフォーマルドレスでは、かたすぎて浮いてしまうので、あまりオススメできません。
フォーマルドレスが必要な場合
- 結婚式
- 同窓会
- 記念式典
- 謝恩会
結婚式のように明確な主役(花嫁・新婦)がいる場合など、“何か特別なことを、ゲストの一員として祝う、正式なパーティー”の場では、フォーマルドレスが必要です。
フォーマルドレスよりもキレイめワンピースがいい場合
「パーティードレスほど上品じゃなくてもいいけど、ナイトパーティーほど派手な装いでもいけない……」という場面もあります。
レストランでのディナーなどが、それにあたります。フォーマルすぎず、カジュアルすぎないキレイな装いが似合う場面です。
「フォーマルの程度がよく分からない!」という方は、次の項目を参考にしてみてください。
フォーマルドレスにはフォーマル度の違いがある
フォーマルドレスの中には、さらにフォーマル度の違いがあります。
格式が高い順に、
- モストフォーマル
- セミフォーマル
- インフォーマル
となります。ただしこの違いは更に判断が難しく、フォーマルとセミフォーマルの間に明確な違いはありません。
結婚式の新郎・新婦の親族が着るモストフォーマルドレス
結婚式披露宴・二次会に参加する、新郎・新婦の親族が着るドレスは、モストフォーマルドレスに該当するでしょう。「正装」と呼ばれるべきものです。
お昼の式で着るモストフォーマルドレスは光沢感の少ない素材が好まれ”アフタヌーンドレス”、逆に夜の式で着るモストフォーマルドレスはサテンなどつややかな素材が好まれ”イブニングドレス”と区別されます。
もっともフォーマル度の高いフォーマルドレスは、新郎・新婦の母親が着る洋装です。
新郎・新婦の母親が着物以外の服を着る場合、モストフォーマルドレスに属する“7分袖の黒のロングドレス”を着ることが多いです。
新郎新婦の母親以外の結婚式のゲストが、黒のロングドレスを着ることはマナー的によくないので、この装いはかなり特別だと言えます。
結婚式のゲストが着るセミフォーマルドレス
写真のように、結婚式のゲストがよく着ているパーティードレスは先述したフォーマルドレス、そしてセミフォーマルドレスに該当します。「準礼装」とも言います。
結婚式用パーティードレスとして売られているものは、基本的にセミフォーマル以上のドレスと捉えて問題ないでしょう。
ちょっとしたよそいきとして使えるインフォーマルドレス
最近流行のパンツドレスなどは、このインフォーマルドレスに該当します。
先述したフォーマルドレス・セミフォーマルドレスよりもずっとカジュアルで、「平服でお越しください」と言われる結婚式披露宴・二次会の他、高級レストランでのディナーパーティーなどちょっとしたよそいきに使える装いです。
“私服ではないけど、私服に近い”デザインのドレス(キレイめなワンピースと言い換えてもいいかもしれません)は、インフォーマルだと言ってもいいでしょう。
フォーマルドレスとして選んでもいいか判断する目安
「結局のところ、パーティードレスの中から、フォーマルシーンにふさわしいドレスを選ぶためには、どうすればいいの?」と悩む方は、記事の最初の方で説明したデザイン・丈・素材以外に、値段に注目してみてください。
ハッキリと線引きすることはできませんが、ちょっとした目安にはなると思います。
5,000円以下のフォーマルドレスはフォーマルドレスと言えないかも?
あくまで目安ですが、5,000円以下のドレスは、本当のフォーマルドレスとして選ぶにはふさわしくない可能性が高いです。
生地が薄かったり、ラインストーンの接着が雑だったり、明らかに安っぽく見えるドレスがありますが、そういったものは結婚式披露宴・二次会などフォーマルからセミフォーマルな装いが求められる場においては不向きです。
もちろん安いからダメということではなく、生地の質感や縫製の具合を目で見て、「友達以外が集まる場でも恥ずかしくないか?」を見極めることが大事です。
激安でフォーマルドレスを購入するなら、できることならネット通販ではなく実店舗で探す方が安心です。
(ネット通販よりも、実店舗の方が値段が高い傾向にあります)
「フォーマルドレスが高くて買えない!」場合はレンタルがオススメ
実際に、結婚式披露宴・二次会などに着ていくフォーマルドレスを選ぶとなると、15,000円くらいは必要なのではないかと思います。
セールになっていれば、10,000円以下のフォーマルドレスを見つけることも容易いのですが、人気のサイズやカラーが売りきれていることもあるので、なかなか思い通りにはいかないかもしれません。
また、フォーマルドレスに合わせる小物(必要であれば羽織物・靴・バッグ・アクセサリー類)モ、フォーマルな場にふさわしい物を選ばなくてはいけないので、何も無い状態から全て揃える場合、50,000円前後かかってもおかしくはありません。
「フォーマルドレスや、それに合わせる小物が高くて買えない!」場合は、フォーマルドレスのレンタルを活用することをオススメします。
ネットレンタル専門店「ViviDress」では、結婚式など正式なパーティーに着ていけるフォーマルドレスのお取り扱いがたくさんございます。
「小物を揃えるのが面倒!」という方にピッタリの、コーディネートセットもありますので、気になる方はぜひご覧ください!