意外と知らない?パーティードレスの正しい収納・保管方法
お呼ばれ結婚式や同窓会などに着ていくパーティードレスは、いわばとっておきの”一張羅(いっちょうら)”。
購入するためのお金が高いですし、汚してしまったら”ちゃんとした場”に着て行けないので、皆さま「普段着よりも大事にパーティードレスを収納・保管しなくてはいけない」ということまでは、考えていると思います。
しかし、具体的にどのようにパーティードレスを収納・保管すればいいのか、詳しいことまでは知らない方が、意外と多いようです。
中には「良かれと思ってやっていたパーティードレスの収納方法が、実は間違いだった!」というケースもあります。
そこで今回は、パーティードレスを持っている方に向けて、パーティードレスの品質を保つための収納・保管方法を取り上げました。
目次
パーティードレスを収納・保管する時の基本
- ハンガーラックに吊って収納・保管する
- ケースに入れて収納・保管する
パーティードレスを保管する方法は、大きく分けて2種類です。
そもそも家にどんな収納スペースがあるかという都合もあるとは思いますが、パーティードレスの丈・デザインによって適した収納方法は違います。
どちらの方法においても、大切なのは「ジメジメしていないところ」、そして「直射日光の当たらないところ」を選んでパーティードレスを収納・保管することです。
パーティードレスを保管する場所を間違えてしまうと、どれだけ綺麗にハンガーにかけたり衣装ケースに収納したりしても、パーティードレスが劣化してしまいます。
“パーティードレスの劣化”とはどういう状態のことを指すのかについては、もう少し後で説明します。
まずは「パーティードレスをハンガーラックに吊って収納する場合」と、「パーティードレスを衣装ケースに入れて収納する場合」、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
【1】ハンガーで吊るほうが良いパーティードレスと保管のポイント
- ハンガーにかける用のヒモがついているパーティードレス
- 立体的なデザインのパーティードレス
- シフォンなどシワが目立ちやすいパーティードレス
- ラックにかけても裾が床につかない長さのパーティードレス
上記条件に当てはまるパーティードレスは、ハンガーにかけてハンガーラックやクローゼット内に収納・保管する方法が向いています。
生地の内側に細いヒモがついているパーティードレスは、基本的にハンガーで吊って収納・保管することが想定されていますが、ロングドレスやパンツドレスなど裾が長く床についてしまう場合は、後述する衣装ケースに収納した方がいいかもしれません。
パーティードレスを吊るためのハンガーは、ラバー付きなどの滑りにくい素材で出来ているものや、横幅が大きいものを選ぶと良いです。
クローゼットの外にパーティードレスをかける場合は、1日中直射日光が当たらない場所を選んでください。
逆にクローゼットの中にパーティードレスをかける場合は、防湿剤と防虫剤が必須です。
クローゼットの中は当然ながら風通しがよくありませんので、ふと気が付いたときでいいので、たまにクローゼットからパーティードレスを取り出し、カラッとした空気にさらして下さい。
(もちろん、日焼けしてしまうので屋外には出さない方がいいです。)
【2】衣装ケースに入れるほうが良いパーティードレスと保管のポイント
- 長袖かつ襟ぐりが狭いパーティードレス
- ロング丈のパーティードレス
- パンツドレス
上記条件に当てはまるパーティードレスをお持ちの場合や、「そもそもハンガーで吊れる場所がない」という場合は、衣替え前の服を入れているような大型の衣装ケースを活用しましょう。
もしも着物を美しく保管するために使うような”桐箱”が家にあれば、それを使うのが理想的です。
桐の箱は防虫性・恒湿性・腐食耐性に優れているため、パーティードレスのようなデリケートな素材の衣類を収納することに適しているからです。
衣装ケースにパーティードレスを収納する場合の1番の懸念点は、「衣装ケースに入りきらない袖や裾を折ったら、しっかり折り目がついてしまうのではないか?」という点だと思います。
確かに、パーティードレスをそのまま折って衣装ケースに収納してしまうと、高い確率で折り目がつきます。
これを防ぐために、止むを得ずパーティードレスの一部分を折る場合は、折り目となる部分に紙やタオルを挟み込むことが効果的です。
パーティードレスの収納・保管に衣装ケースを用いる場合も、防虫剤や防湿剤を合わせて入れておきましょう。
パーティードレスの収納・保管に関する3つの注意点
この項目では「盲点だった!」と驚くことも多い、パーティードレスの収納・保管に関するちょっとした注意点を3つ、紹介していきます。
- クリーニングのビニールをかけたままハンガーで吊らない
- ビジュー付きのパーティードレスを内側に折り畳まない
- レース切り替えドレスをケースに入れるなら紙を挟む
【1】クリーニングのビニールをかけたままハンガーで吊らない
クリーニングから戻ってきたばかりのパーティードレスがホコリで汚れないよう、ビニールを被せた状態のままパーティードレスを収納される方が、意外と多くいらっしゃるようです。
しかし、この保管方法は実は間違いです。ビニールは通気性が悪いため、中で湿気がこもってパーティードレスが傷んでしまいます。
クリーニングからパーティードレスが戻ってきたら、ビニールは外して、不織布(ふしょくふ)などで通気性の良い素材で出来たカバーをホコリよけにするといいでしょう。
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【2】ビジュー付きのパーティードレスを内側に折り畳まない
ビジュー付きのパーティードレスは、細かな糸を引っかけやすいので、特に取り扱いに注意しましょう。
例えば胸元にビジューが付いていて、スカートがチュール素材になっている場合、内側にそのパーティードレスを折って衣装ケースに入れてしまうと、チュールにビジューの金具が絡んでしまいます。
タオルや紙を折り目にはさんでいても、必ず引っかからないようにできるとは限らないので、ビジュー付きのパーティードレスはビジューが外側を向くように保管し、できればカバーを付けておいた方が安心です。
【3】レース切り替えドレスをケースに入れるなら紙を挟む
近年のお呼ばれ結婚式に着ていくパーティードレスのトレンドはレース切り替えドレスなので、1着は持っているという方も多いのではないでしょうか。
レース部分は破れたり、糸が飛び出したりしやすいので、ビジュー付きパーティードレスと同様、より丁寧に収納・保管する必要があります。
細かなホコリがレースの網目部分に入り込むと、なかなか取れにくいということもあるので、ハンガーで吊るならカバーを付ける、衣装ケースに入れるなら薄い紙で覆うなどの工夫をすることをオススメします。
パーティードレスをうまく収納できないとどうなる?
この記事の最初の方で、”パーティードレスの劣化”について少し触れました。
パーティードレスに直射日光を長期間当ててしまう、パーティードレスをジメジメした所に置いてしまうなど、間違った収納・保管方法を取ってしまうと、以下のような劣化現象がおきます。
- カビ
- 染み
- 黄ばみ
- 色あせ
- 虫食い
- シワ
- 型崩れ …etc
上記は普段着でも起きる劣化ですが、サテンやシルクなどデリケートな素材を使ったパーティードレスの場合、さらにこれらの劣化が起こりやすい傾向があるようです。
だからこそ、パーティードレスの収納・保管には一層気を遣う必要があるのです。
レンタルドレス屋はどうやって大量のパーティードレスを綺麗に保管しているの?
レンタルドレス屋は、当然ながらたくさんのパーティードレスを、新品同様のクオリティで保管しています。
当店「ViviDress」もパーティードレスの収納・保管には気を遣っており、空気清浄機・除湿機を稼働させた保管専用の暗室で、ステンレス製の頑丈なハンガーに各パーティードレスを吊って、シワや型崩れを防止しています。
規模は大きく異なりますが、「風通しをよくする」、「直射日光に当てないようにする」、そして「ジメジメした空間に置かない」という基本的なポイントは、一般の方がパーティードレスを保管する場合と同じです。
パーティードレスの収納・保管が面倒な方はドレスレンタルを活用している
以上、パーティードレスを綺麗に長持ちさせるための収納・保管方法について、お伝えしました。
意外と気にしないといけないことが多く、「ちょっと面倒だな…」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また「他の物が多くてパーティードレスを綺麗に収納できるスペースがない!」という方もいらっしゃるかもしれません。
パーティードレスを丁寧に収納・保管することが面倒という方や、ちゃんと綺麗に置いておけるか不安という方、そしていい収納スペースがないと悩んでいる方の中には、ドレスレンタルを活用している方がいます。
ドレスレンタルであれば、着用後に返却するため保管方法についてあれこれと頭を悩ませなくてもいいですし、収納のための場所を確保する必要もありません。
さらに、パーティーごとに新しい装いで出かけられるという楽しみもあるため、一石二鳥であると言ってもいいでしょう。
ブランドドレスを安く着こなしたい方はもちろん、パーティードレスの収納・保管方法についてお悩みの方も、ぜひドレスレンタルを活用してみてくださいね。
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