結婚式の受付係が着るパーティードレスの選び方
あなたが、とても仲のいい友達から「結婚式の受付をやってほしい!」と頼まれる日も、そう遠くはないかもしれません。
結婚式の受付をするとなると、新郎新婦の代理として、新婦側・新郎側すべての出席者を顔を合わせるわけですから、「絶対に失礼がないようにしないと……!」とプレッシャーを感じてしまう気持ちも分かります。
そんなプレッシャーを感じていると、「いつものパーティードレスのコーディネートだと、失礼にあたるのかな? どんな服装が適しているのかな?」と不安になってしまうこともあるかと思います。
そこで今回は、初めて結婚式の受付に選ばれた方でも安心できる、失敗しないドレスの選び方について、順を追って解説します。
目次
結婚式の受付係が着ても、恥ずかしくないパーティードレスの例
いわば、両家の顔役として結婚式の受付をするので、「恥ずかしくないようにコーディネートしたい」なおかつ「可愛いものを選びたい」という思いが強いのではないでしょうか?
ではまず、結婚式の受付係が選ぶのに恥ずかしくなく、なおかつ可愛いパーティードレスを写真でご紹介します。
結婚式の受付係が着て恥ずかしくなく、可愛いドレス①
※清潔感があるので、結婚式の受付には好印象。
結婚式の受付係が着て恥ずかしくなく、可愛いドレス②
GRACE CONTINENTAL
〈トリアセオーガンジー ドレス〉
※全体的に明るい色味で、受付が華やかな印象になる。上品なイメージもある。
写真下の一文で簡単には説明していますが、どうしてこれらのパーティードレスが結婚式受付係にふさわしいと言えるのでしょうか?
実はそれは、受付係の仕事内容や所作と関係があります。
以下で、結婚式の受付係の仕事内容に触れつつ、解説していきます。
結婚式の受付係は、どんなことをすればいいの?
結婚式の受付係に選ばれた場合、主に下記のような仕事をする必要があります。
- 結婚式の出席者への挨拶(立って、深くお辞儀をする)
- 出席者へ、芳名帳への記帳をお願いする
- 名簿のチェック(特別な対応が必要な出席者の確認、お車代が必要な出席者の確認など)
- ウェルカムボードがある場合、記入に関する誘導
- 出席者からのご祝儀をお預かりする(管理も含む)
- 席次表などを出席者にお渡しし、簡単に会場の案内をする
これらを全部1人でこなす訳ではなく、新郎側から2~3人、そして新婦側からも2~3人ずつ、気ごころの知れた親友が抜てきされることが多いです。
お祝儀の管理方法は特に入念に確認しておくこと!
結婚式の出席者からお預かりしたご祝儀袋は、
- 受付での受取後、すぐ式場内の貸金庫に入れ、鍵だけ管理するパターン
- 受付係でしばらく預かり、後ほど機会をみて新婦(新郎)のご両親へお渡しするパターン
以上のどちらかの方法で管理することが多いです。
後者のように受付係がご祝儀を管理する場合は、式中に紛失しないよう、細心の注意を払わなければならないのが大変ですし、通常結婚式に持ちこむクラッチバックや小さめのハンドバッグでは、ご祝儀袋が入りきらない可能性が高いので、いわゆるサブバッグ(紙袋)が必要となります。
特に、ご祝儀は”お金の管理”な訳ですから、どんなにバタバタしていても、この部分の打ち合わせだけは、しっかり行っておきましょう。
結婚式の受付の仕事中は、立ちっぱなしで動き回る可能性が高い
受付用のテーブル・カウンターには、受付が座るためのイスが用意されていることが普通です。
しかし結婚式の受付は、出席者が見えるたびに立って深くお辞儀をし、ご挨拶をするので、人が続々とやってくると座っている暇はほぼありません。
結婚式当日は結婚式会場のスタッフさんもいらっしゃいますが、出席車から「トイレどこ?」「席はどこ?」と聞かれた場合に、誘導をすることもあるでしょう。
このことから、結婚式の受付をする人がパーティードレスを選ぶ時には、動き回りやすいパーティードレスを選ぶべきです。
自分の体のサイズに合っていないキツキツのドレスは動き辛いので、サイズ選びはしっかりしておく必要がありますし、ドレスの生地もベロアなど厚手のものよりは、シフォンなど薄手で軽いものを選んだ方が、動きやすいでしょう。
パーティードレスのサイズ選びのポイントにつきましては、下記記事に詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。
結婚式の受付係が選ぶと良いパーティードレスとその理由
上記で説明した、結婚式の受付の仕事内容も踏まえて、結婚式の受付係が選ぶと良いパーティードレスは、以下のようなパーティードレスです。
- 自分の体のサイズにきちんと合ったパーティードレス
- シフォンなど生地が柔らかめのパーティードレス
- 首まわりがつまったパーティードレス
- ピンクやライトブルーなど、明るい色のパーティードレス
- 袖が付いているパーティードレス
「自分の体のサイズにきちんと合ったパーティードレス」「シフォンなど生地が柔らかめのパーティードレス」がオススメなのは、先述したように、動きやすさを重視するためです。
お辞儀をした時に胸元が見えないように「首まわりがつまったパーティードレス」
先述したように、結婚式の受付は続々とやってくる出席者に、しっかりお辞儀をしてご挨拶をする必要があります。
そのため、お辞儀をして前かがみの体勢になるたびに、胸元がスカスカになって、インナーが見えてしまうようなパーティードレスは選ぶべきではありません。
結婚式には新郎・新婦の知人だけではなく、会社関係の方や恩師など目上の方もお見えになるのですから、胸元がスカスカあいたパーティードレスを着て下品な印象を与えるのはNGです。
そうでなくても、目のやり場に困ってしまいます。
お辞儀を頻繁にすることを考えると、写真のように、首元までつまっているパーティードレスを選ぶのがオススメです。
暗い雰囲気の受付にならないように「ピンクやライトブルーなど明るい色のパーティードレス」
「フォーマル感を重視するため、ネイビーや黒など、無難なベーシックカラーのパーティードレスを選んだ方がいい?」と感じている方が多くいらっしゃるかと思います。
もちろんそれでもいいのですが、結婚式の受付の雰囲気を明るく華やかにするために、ピンクやライトブルーなど、明るくキレイな色味のパーティードレスを選ぶことをオススメします。
というのも、新郎側が選んだの受付係が男性であった場合、黒のスーツを着られる可能性がとても高いです。
男性の受付の服装が黒のスーツ、そして女性の受付の服装も黒・ネイビーのドレスだと、お祝いの場の受付なのに、堅苦しく暗い印象になってしまいます。
受付係全体の服装の色味のバランスをとるといった意味でも、ベーシックカラーにとらわれず、明るい色のドレスを選ぶと良いでしょう。
羽織物を着なくてもいい「袖つきのパーティードレス」
受付に限らず、結婚式にお呼ばれする場合は、肩周りを出さないよう羽織物を着るのがマナーです。
羽織物の種類には、ストールやボレロがありますが、ストールは受付の仕事をするために動き回ると着崩れしてしまいます。
というわけでボレロを羽織ることがオススメなのですが、さらに動きやすさを追求するなら、羽織物を着る必要がなく、1枚でサラッと着られる袖つきのパーティードレスを選ぶことがオススメです。
写真のパーティードレスのように袖が5分丈以上あり、肩や二の腕がしっかり隠せていれば、何かを羽織らなくてもOKです。
長めの袖のドレスなら、結婚式にふさわしいきちんと感も出ますので、”両家の顔”として恥ずかしいところは無いでしょう。
結婚式の受付が着るパーティードレスと合わせるアクセサリーやパンプス
結婚式の受付にふさわしいパーティードレスを選んだら、次はそれに合わせるアクセサリーやパンプスを選びましょう!
ネックレスやイヤリングはパールを選ぼう
結婚式の受付で着るパーティードレスに合わせるネックレス・イヤリングなどのアクセサリーには、パール(真珠)を選ぶことが適しています。
どんな色・デザインのパーティードレスにも合わせやすいということもありますが、パールは冠婚葬祭どこでも付けられる、フォーマルアクセサリーであるため、迷ったらシンプルなパールのアクセサリーを選んでいけば、失敗することはないでしょう。
出来るだけ履き慣れたヒール5cm前後のパンプスを選ぼう
結婚式の受付はほぼ立ちっぱなしになる可能性もありますから、出来るだけ楽な履物がいいです。
とは言え、スニーカーやサンダルを履くのはもちろんNG。結婚式の受付に関係なくNGです。
結婚式に履いていくことに適したパンプスのヒールの高さは、5cmくらいとされていますので、そのギリギリのヒールの高さで、もし普段から履き慣れているキレイなパンプスがあれば、それを選ぶと良いでしょう。
「ヒールを履いて立ちっぱなしは無理!」ということなら、インソールを仕込めばかなり楽に動けます。
ヘアスタイルはひとまとめにするのがオススメ
結婚式の受付は、お辞儀をしたり、出席者の確認をするために書面を見たりするので、顔をうつむけることが多いです。
そのため、顔を下に向けた時に髪が垂れるとうっとうしいので、あまり遅れ毛は残さずに、しっかりとひとまとめにしておいた方が、仕事に集中しやすいです。
「結婚式の受付なんてしたことない!」と緊張しているあなたへ
- お金(ご祝儀)を取り扱うから、しっかりしている人
- 元気に挨拶できて、朗らかな人
- 気を遣わなくてもいい、信頼できる人
上記は、新郎・新婦が結婚式の受付を頼む人を選ぶ時の基準の例です。
誰彼かまわず結婚式の受付を頼んでいるわけではもちろん無く、あなただからこそ、選んでいるのです。
と、こんなことを言われてしまうと、余計に「きちんとしなきゃ!」と緊張してしまうかもしれませんが、頼む側の新婦(あるいは新郎)は、“普段のあなたの振舞いや性格”を見て、「結婚式の受付を頼んでも大丈夫!」と判断されているわけですから、そこまで肩肘を張る必要はないでしょう。
もちろん、両家の代理として受付を行うわけですから、結婚式の受付のマナーを再確認する必要はあります。
たとえば、結婚式の受付同士が仲良しでも、受付の仕事中はおしゃべりを慎むこと。
あまりベラベラ喋り過ぎていると、「きちんとした結婚のお祝いの場なのに、だらしがないことだ!」と、悪い印象を持たれかねません。
結婚式の受付に着られるようなパーティードレスがなく、予算も限られているならネットレンタルを活用しよう
そして、結婚式の双方の出席者に、悪い印象を持たれないようにするためには、やはりこれまでお話してきた”装い”、つまりパーティードレスの選び方についても、留意するべきでしょう。
もし、「結婚式の受付にピッタリのパーティードレスが手元にない! ついでに、予算も10,000円以上ない!」という場合は、ネットレンタルを活用するのがオススメ。
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